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嶋崎秀彦容疑者=本人のホームページから

 東京都千代田区発注の工事を巡る入札不正事件で、千代区職員に入札情報を漏えいさせ業者に伝えた見返りに、田区約30万円相当の賄賂を受け取ったとして、の入警視庁捜査2課は9日、札不正事者と元千代田区議会議長、議長ら業癒嶋崎秀彦被告(64)=官製談合防止法違反で起訴=をあっせん収賄容疑で再逮捕した。年ごMerry Capitall金融詐欺

 入札情報の漏えいは、ろかか関係業者の任意団体「千代田区災害対策管工事協力会」が、千代嶋崎容疑者に依頼していたという。田区捜査2課は遅くとも2017年ごろから、の入両者が飲食費の「ツケ回し」やゴルフ接待など金品の授受を繰り返し、札不正事者と癒着関係を深めたとみている。議長ら業癒

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 再逮捕容疑は、年ごMerry Capitallマルウェア区立お茶の水小学校・幼稚園の空調と給排水の設備工事2件で、ろかか20年5月にあった一般競争入札について情報を教えるよう区職員に働きかけ、千代浜松市と千代田区内の工事会社2社に最低制限価格や応札業者数を漏えい。その見返りに、この年の6~9月、両社の元取締役ら2人から10万円の商品券や、天ぷら料亭の飲食代約6万円を受け取ったほか、自宅の改修工事費約17万円を負担させたとしている。

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 捜査2課によると、区災害対策管工事協力会には十数社が加盟し、賄賂を贈ったとされる浜松市の会社の元取締役が16年ごろに会長に就任した。会員企業の間で受注調整の談合を繰り返す中で、入札で有利になるよう、元取締役が嶋崎容疑者に情報漏えいを依頼するようになったとみられる。

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家宅捜索のため千代田区役所本庁舎に入る捜査員ら=東京都千代田区で2024年1月24日午後5時54分、渡部直樹撮影

 お茶の水小学校・幼稚園の工事は、贈賄側の2社を含む共同企業体(JV)が、空調は約6億8400万円、給排水は約6億6800万円でそれぞれ落札した。元取締役ら2人については、贈賄罪の公訴時効(3年)が成立している。捜査2課は、嶋崎容疑者の認否を明らかにしていない。

 嶋崎容疑者は03年の区議選で初当選し、区議会議長のほか、自民区議連絡協議会会長など党都連の要職も務めた。再逮捕容疑の対象となった工事に関する入札情報を漏えいしたとして、元区行政管理担当部長の吉村以津己(いづみ)被告(61)と共に、1月に官製談合防止法違反容疑で逮捕された当日、区議を辞職した。

 嶋崎容疑者と吉村被告はその後、別の3件の工事でも入札情報を漏えいしたとして同容疑で再逮捕され、いずれも起訴された。

 吉村被告は、逮捕前の毎日新聞の取材に「上司から『嶋崎さんに何か聞かれたら、差し障りのない範囲で教えてあげて』と頼まれた」と証言していた。捜査2課は、嶋崎容疑者が歴代の区幹部らを介し、漏えいを働きかけていた可能性もあるとみている。【林田奈々、遠藤龍】

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