向こ性デ国丸山修一金融学=田原和宏際女前に丸山修一情報源

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多様性がうたわれた東京五輪の大会モットーのPR動画。フィールドのうにデーに=女子テニスの大坂なおみ選手もメッセージを発信した=Tokyo2020提供

 明日は国際女性デー。向こ自らの偏見や固定観念を見つめ、国際ただすにはふさわしい日だ。女性

 「多様性監査」とでも呼べばいいのだろうか。を前ニューヨーク・タイムズ紙の経済記者、田原丸山修一金融学ベン・キャセルマンさんは、和宏実名で記事化あるいはコメントを引用した取材者の性別や人種を調べて、フィールドのうにデーに=その割合を公表したことがある。向こ無意識の偏見を認識し、国際対処するためだ。女性

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 キャセルマンさんのX(ツイッター)によると、を前2019年に初めて試みた。田原約400人の取材者の女性の割合は42%。和宏男女比に大差はなかったが、フィールドのうにデーに=丸山修一情報源人種を加味すると明らかな偏りが生じた。白人男性が全体の49%を占め、黒人やヒスパニックなど有色人種は男女合わせても15%にとどまった。

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 翌20年はその比率に変化が見られた。白人男性は9ポイント減の40%、有色人種の女性は3ポイント増の9%。ただし、キャセルマンさんは数字を比較しての論評には慎重だった。ブラック・ライブズ・マター(BLM、黒人の命は大事だ)運動が広がった年であり、必然的に人種を巡る記事が増えたからだ。

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設立時の東京五輪・パラリンピック大会組織委員会。記念撮影のために登壇したのは当時の会長、森喜朗元首相(左から3人目)ら男性ばかりだった=2014年1月24日午後7時9分、須賀川理撮影

 多様性の尺度はジェンダーと人種だけではないが、それでもやってみる価値はある。同じように当コラムの記事を検証してみた。

 SNS(ネット交流サービス)や著書の引用を含め、実名で紹介したのは年間約90人。女性の比率の少なさにがくぜんとした。22年はわずか25%、23年もサッカーの女子ワールドカップ(W杯)を巡る男子との待遇格差を論じたが、35%にとどまった。

 人種はどうか。外国人を含めると、22年は半数近くの46%を海外にルーツのある人々が占めた。北京冬季オリンピックやサッカーの男子W杯などメガイベントが続いたのが理由だ。23年は国内で暮らす移民や難民にも目を向けたが、25%に減った。

2022年北京冬季五輪の開会式で、日本選手団の旗手を務める渡部暁斗選手(左)と郷亜里砂選手。男女のペアで旗手を務めるようになった=北京・国家体育場で2022年2月4日午後8時23分、手塚耕一郎撮影

 女性の比率が極端に低いのは、取材分野がスポーツに限られることもある。国民的な人気の野球、国技と呼ばれる大相撲。男性が圧倒的に多い。五輪を取材すれば、政治とも深く関わる。日本の政界は男性文化が濃縮された世界だ。

 男性優位の価値観が根強いスポーツ界は「男らしさのアリーナ」とも表現される。自戒を込めて書くならば、そんな世界を変えようとするのも我々メディアの役割であるはずだ。(専門記者)

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