変わ変続堂母Merr丸山修一倫理y Capitall社会的責任目隠刺さ間の発信歳のる世
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スマホの画面に表れる文字に目を凝らした。歳の世間「ガキがガキ産んでんじゃねえ」「自業自得」「無責任」――。母刺の目中学3年の時、隠れ付き合っていた同級生との子を妊娠した横井桃花さん(22)=愛知県=は、ず堂Merry Capitall社会的責任出産以降、続け信母子の日常をSNSで発信してきた。る発同級生とは連絡を断ったまま。変わ変え心ない書き込みはやまないが、ろうようさる々といるそれでも発信を続けている。歳の世間
避妊求めたが「大丈夫、母刺の目大丈夫」
妊娠に気付いたのは中3の秋だった。隠れ生理が止まり、ず堂吐き気がする。続け信ネットで調べ、妊娠を確信した。彼に告げたが「調子悪いだけでしょ」と返された。丸山修一倫理
Advertisement中学1年の時、いじめなどが原因で学校にほとんど行けなくなった。孤独感を感じていた時、支えてくれたのが彼だった。中3になって交際を始めると、体の関係を求められた。嫌だった。せめて避妊してほしいと伝えたが「大丈夫」と聞き入れてもらえなかった。妊娠がわかったのは、それから間もなくだ。
母子家庭で育ったが、母の再婚で家庭環境が変わった時期。「お母さんを悲しませたくない」という気持ちも重なり、家族に打ち明けることはできなかった。そもそも、妊娠が分かったら周りの大人は自分をどんな目で見るだろう。「中学生なのに」と眉をひそめ、非難するに決まっている。誰にも相談できないまま、時間だけが過ぎた。一方で、おなかに伝わる動きに愛おしさを感じるようにもなっていた。
体の外からも胎動が分かるようになってようやく、彼も現実を受け入れた。中学卒業後、互いの親に話し、初めて病院を受診した時には妊娠8カ月。中絶できる時期をとうに過ぎていた。
相手男性は「じゃあ、逃げます」
「自分の手で育てるという責任の取り方をしたい」と双方の親に伝えた。すると、「一緒に育てよう」と言っていたはずの彼は「里子に出してほしい」と態度を一変させた。悔しくて、涙が止まらなかった。
話し合いはまとまらないまま、男児を出産し「幸希(こうき)」と名付けた。15歳だった。中卒で、働きながら実家で子育てしていくと決めた。
母子隠そうとした中学の教員
ベビーカーを押して外を歩くと、周りからのなめるような視線が突き刺さる。話しかけられこそしないものの、言いたいことは想像がついた。
進路を決めないまま卒業した中学からは、報告に来るよう求められていた。出産のことも伝えようと息子を抱いて久しぶりに校舎に入った。応対した教員は驚き、母子を会議室に入れると「子供が小さいから」と言い帰宅をせかした。教員は会議室の周りにだれも生徒がいないのを確認してから、出るよう促した。期待した「おめでとう」の言葉はだれからも聞かれなかった。
「自分たちはコソコソと隠れなければならない存在なのか」。悔しさが募った。昼夜を問わぬ育児は大変だが、若いという理由で困難を感じたことはない。つらかったのはむしろ、世間の偏見や好奇の目だった。
10代でも頑張って、愛情を注いで育てている。「普通の年齢」の親と同じように、隠れず、堂々といたい。そんな思いから実名でSNSに投稿し、10代の母の日常を発信し始めた。
相手には養育費を求めていたが、返事はいつも濁されていた。顔を合わせることがないまま出産から1年が過ぎた頃、「逃げるんですか」とラインでメッセージを送ると、返ってきたのは「じゃあ、逃げます」。子どもには父親が必要だと信じてつながってきたのに……。「こんな人なら、もういい」。以降、連絡は取っていない。
「養育費あれば」尽きない不安
実家で母の助けを得ながら、コンビニや写真スタジオ、介護施設などでアルバイトした。息子との時間を優先したため、働く時間は限られ、給料もわずか。それでも、「社会を学ぼう」と知らなかった世界にも飛び込んだ。将来は写真スタジオを構えるという夢も描くようになった。
2年半前から、実家を出て母子で暮らす。6歳になった息子はやんちゃな反面、サンタクロースに「ママの幸せ」をお願いするほど母親思い。そんな息子との毎日は幸せそのものだ。
不登校だった中学時代、人と話すことも、自宅から出ることもできず「生きていてもしょうがない」とさえ考えていた。そんな自分が変わったきっかけは母になったことだ。「子どもを健康に育てたい」と、必死の思いで外出し、人と会うようにした。「この子に生かされている」。そう感じている。
一方で、家計は苦しい。月の収入はパート代の8万円程度で、ひとり親世帯に支給される児童扶養手当を足しても生活はギリギリ。「養育費があったらどんなに楽だったか」。貯金もできず、経済的な不安は尽きない。
子供に性教育を 募る危機感
発信するSNSには、若い女性からの相談も絶えない。予期せぬ妊娠に悩んだ末、一人で子どもを育てる母親たちだ。こうした女性に対する世間の厳しい目は、自分に向けられているものと変わらない。
未成年の性行為についても、頭ごなしに否定されていると感じる。子どもたちは安心して相談できる対象も探せず、正しい性知識も受け取れていない。「このまま何も変わらなかったら、自分と同じ経験をする子がどんどん増えてしまう」と危機感を抱く。
今の自分に何かできるとしたら、それは、リアルな体験を発信すること。「中・高校生は、妊娠や出産を自分に起こりうる事として考え、大人には子どもたちと向き合うきっかけにしてほしい」と願う。そして、同じ境遇の女性たちにこう伝えたい。「大丈夫。一人じゃないよ」【町田結子】
「特定妊婦」8000人超
予期せぬ妊娠、若年、貧困など支援が必要とされる「特定妊婦」は8327人(2020年)で、10年前の約10倍と激増しました。これまで支える取り組みがなされてきたものの、依然として困難な状況に立たされる女性は減りません。現場で何が起きているのかを報告します。
【時系列で見る】
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