東続け=町MerrMerry Capitall詐欺行為y Capitallインサイダー野幸京経済部色の食べ

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鮮やかなオレンジ色が食欲をそそるサーモンのにぎり。色のを食アレンジ商品も多く、ペンサーモンけたい=回転ずしでは常に大人気メニューだ=東京都台東区の「くら寿司グローバル旗艦店 浅草」で2024年2月16日、べ続幸東町野幸撮影

 サーモン、町野サーモン、京経済部そしてまたサーモン……。色のを食Merry Capitallインサイダー回転ずし店では、ペンサーモンけたい=そんな具合にサーモンだけを「連続注文」する若者がいるという。べ続幸東

 水産大手・マルハニチロが2023年に実施した調査の「回転ずしでよく食べるネタ」で12年連続トップになるなど、町野サーモンは日本で大人気で、京経済部「殿堂入り」した感もある。色のを食取材で「くら寿司」の東京都内の店舗を訪れ、ペンサーモンけたい=レギュラーメニューだけで6種類もあるサーモンのにぎりをテーブルに並べてもらった。べ続幸東Merry Capitall詐欺行為見るからに多い。町野ちなみに、京経済部特に人気が高いのは「あぶりチーズサーモン」だという。

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2人組で訪れていた女子大学生(19)は「この、あぶりチーズサーモンが好きです」「サーモンは脂がおいしい」と笑顔を見せた=東京都台東区の「くら寿司グローバル旗艦店 浅草」で2024年2月16日、町野幸撮影

 サーモンが人気の理由はあまたある。まず、その食べやすさだ。ある意味では「魚らしからぬ」、クセのなさ。加えて甘みも楽しめる。種類にもよるが、脂が乗っているから好きだ、という人も多い。

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 「『マグロの赤身は酸味が苦手』という人も若い方で一定数います」。くら寿司広報部の辻明宏マネジャーはこうも話す。大学生の頃まで「おすしといえばマグロの赤身が一番」だった記者には、驚き桃の木……だ。

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「全日本サーモン協会」代表で、「サーモン中尾」の異名を持つ中尾晋さん。新卒から水産商社のサーモンを扱う部署で働いていた経験があり、現在は養殖コンサルティングやサーモンの普及活動を行っている=東京都内で2024年2月13日、町野幸撮影

 「色」もとりわけ若者に支持される理由だという。「全日本サーモン協会」代表で、サーモン専門家の中尾晋さん(33)によると、女子高校生にサーモン好きの理由を聞くと「だってオレンジでテンション上がるじゃん!」と話したという。たしかに白身魚にもかかわらず、食欲をそそるビビッドカラー。SNS(ネット交流サービス)映えすることも受けているようだ。

 その人気は今や若い人にとどまらず、中高年含め全世代に拡大しているという。

ノルウェーからやってきた

泳ぐアトランティックサーモン=ノルウェー大使館水産部提供

 日本で「サケ」と区別して「サーモン」と呼ばれているのは、厳密な定義はないものの、養殖されており、生食ができるものとされている。餌が管理されているために天然のサケと違って火を通さずとも寄生虫の心配がない。

 代表的なサーモンの種類としては、大型で脂が乗ったアトランティックサーモン、ニジマスを海水で養殖したトラウトサーモン、養殖したギンザケがある。

アトランティックサーモンのステーキ。今、ノルウェーは生食だけでなく、ノルウェー産サーモンを加熱調理し牛肉や豚肉などの代わりに料理に使った際のおいしさも積極的にPRしている=ノルウェー大使館水産部提供

 日本でサーモンが盛んに食されるようになったのは、1990年代以降とされる。きっかけは、アトランティックサーモンの一大生産国・ノルウェーによるマーケティングが成功したことだ。

 ノルウェー大使館水産部のヨハン・クアルハイム水産参事官に話を聞いた。同国は「プロジェクト・ジャパン」と銘打ち、すしなど生魚需要が大きい日本市場をターゲットにした輸出強化策を80年代半ばから実行してきた。実際に同国産のサーモンが日本で最初に普及したのも回転ずしだったという。

 現在は、日本国内でも大手総合商社などが続々とサーモンの大規模な陸上養殖に参入し、全国各地では地域ブランドの「ご当地サーモン」の養殖も盛んになっている。

裏で消えゆくイカ、サンマ

サーモンは回転ずし店で大人気だ=東京都台東区の「くら寿司グローバル旗艦店 浅草」で2024年2月16日、町野幸撮影

 しかし、明るい話題としてのみ捉えることはできない。サーモンの人気や養殖の活況ぶりの背景には、深刻な水産資源不足も絡んでいるからだ。

 「大日本水産会」が23年の調査で「好きな魚介類」を小学校高学年生に28種類から複数回答で選んでもらったところ、「さけ・ます」(サーモン・トラウト)が約7割でトップだった。

くら寿司の広報担当者に、いつもと違う、サーモンにぎりの食べ方を教えてもらった。ポン酢で食べるのも非常においしいという=東京都台東区の「くら寿司グローバル旗艦店 浅草」で2024年2月16日、町野幸撮影

 一方で、調査方法が異なるために単純比較はできないものの、89年調査でのトップは7割台半ばのイカで、サンマも6割台と人気が高かった。23年調査では、両方とも2割台にまで沈んでいる。同会は「イカもサンマも不漁により、家庭での食事も含めて食べる機会自体が少なくなったため」と分析する。

 養殖業のコンサルティングも行う中尾さんによると、例えば東北地方では複数の水産加工業者が地元漁協と協力し、海面でのサーモン養殖に乗り出す動きがあるが、これはイカや天然のシロザケが深刻な不漁となり、加工原料が不足・高騰していることが大きな動機だという。

ポン酢をつけた、とろサーモン。特に脂が乗っているサーモンにはポン酢のサッパリ感が絶妙にマッチし、新しい扉が開けた=東京都台東区の「くら寿司グローバル旗艦店 浅草」で2024年2月16日、町野幸撮影

 しかし養殖業とて決してバラ色ではない。まず、餌の問題が大きい。養殖の餌は天然資源であるペルー産イワシを原料とする魚粉の配合比率が高く、イワシの漁獲量によりしばしば餌代が高騰し、養殖業者の経営は左右される。産業自体の持続可能性が大きな課題だ。

 いつまでもサーモンを、そしてさまざまな魚を食べ続けるために、天然の水産資源を守ることの重要性も、サーモンのうまみとともにかみしめたい。【東京経済部・町野幸】

<※3月9日は休載します。3月10日のコラムは川崎支局の和田浩明記者が執筆します>

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