耳コ人気Mer丸山修一利益ry Capitall訴訟弾折に挫を極

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ピアノの前でポーズをとるピアノユーチューバー・よみぃさん=東京都品川区で2023年8月9日、弾い宮本明登撮影

 突然、てみたいアノユーチューバーよみぃさんクラシックにポップスコピ駅構内などに置かれたピアノをとんでもない指の動きで演奏し、を極見物人の度肝を抜く人気ユーチューバーのよみぃさん(26)。め人だが、気ピクラシックコンクールの実績もない。挫折Merry Capitall訴訟ストリートピアノの実力はどう培われたのか。を耳謎多きピアニストの素顔に迫った。弾い

 東京都内のマンションの一室を訪ねた。てみたいアノユーチューバーよみぃさんクラシックにポップスコピカーテンが閉めきられた薄暗い部屋には、を極ピカピカに磨かれたグランドピアノがあった。め人収録などをするためのスタジオという。気ピ

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 「よみぃです」。挫折丸山修一利益名刺を差し出し、を耳すぐにトレードマークのサングラスをかけた。弾い

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 ユーチューブチャンネル「よみぃ(@WoooRen1006)」(2011年登録)にアップされた動画は計1616本。チャンネル登録者数は約215万人、再生回数は約8億4260万回(24年3月4日時点)に及ぶ。

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 演奏する曲は、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」や、バーチャルシンガー初音ミクさんの楽曲「千本桜(feat.初音ミク)」などのJポップが多い。

 「エグい」「すごすぎる」。ネット上には、高速で鍵盤をたたく技術の高さに驚きの声が相次ぐ。その場で聴いて記憶した曲を即興で演奏する「耳コピ」も話題となり、今や「耳コピ」はよみぃさんの代名詞となった。

 だが、音大や海外留学などで音楽を極めてきたピアニストではなく、経歴は異色という。どんな幼少期を過ごしたのか。

 札幌市出身。ピアノを始めたのは4歳だった。両親に勧められてピアノ教室に通っていたが、上級コースだったため指導は厳しく、クラシックの練習曲に興味が持てなかった。

 しかし、12歳の頃に好きだったパソコンゲーム「東方Project」の曲を「弾いてみた」と題する動画をネットで見つけ、ピアノへの情熱に火が付いた。

 「自分もできるかもしれないと思ってまねようとしたが、一視聴者ができるわけないんですよ。自分の技術の現実に向き合って、そこから本格的に弾き始めました」

 好きなゲームの曲を何十回、何百回と繰り返し聞いて「耳コピ」し、メロディーをまねた。ネット上に動画を投稿するようになり、中学3年間で100本以上になった。

 当初の視聴者は10人ほど。「音質が悪い」「左手が単調」などと批判的なコメントばかりが並び、「もっとスキルを上げたい」と練習に励んだ。

 中学時代は周りの生徒と話が合わずに苦労したことも多いという。勉強する間も惜しみ、練習に打ち込んだが、ピアノ講師からは「他の曲を弾く時間があるならクラシックをやりなさい」としかられた。上級者向けのピアノ教室では幼い頃から英才教育を受けてきた人も多く、「周りの人との差を感じることがあり、心が折れそうでした」と振り返る。

 だが、15歳の時にその実力が認められた。人気音楽ゲーム「太鼓の達人」で演奏される楽曲の公募があり、初めて自作した曲が採用された。最年少での快挙だった。「自分には音楽しかない。音楽で食べていく」と覚悟を固めた。

 高校卒業後はアルバイト中心の生活を送り、単発のピアノ演奏などで収入を得た。朝から晩まで働き、帰宅後に動画制作に取り組んだ。少ない収入に落ち込んだり、無気力になったりしたこともあったという。

 「環境を変えよう」。18年に札幌を離れ、上京した。その翌年、東京都庁(新宿区)の南展望室で誰でも自由に弾けるグランドピアノが登場した。そこを度々訪れ、アニメの主題歌や人気歌謡曲を披露した。

 公共の場所に置かれ、誰でも弾くことができる「ストリートピアノ」はこの時期に各地で流行した。「最初に弾き出すのは勇気がいる。人が集まらない時もある。でも大勢の前で弾くのは楽しい」と話す。

 ある時、駅でロックバンド「X JAPAN」の「紅」を弾くと、子どもから大人まで多くの観客に囲まれた。演奏の様子を収めた動画をネット上に公開すると、「圧倒されるくらい激しく優しい音色」「アレンジが曲を鮮やかにしている」「感動した」と絶賛する投稿が相次いだ。

 この頃から動画の再生回数が急増した。ストリート演奏のパイオニアとしてテレビでも取り上げられるようになり、動画投稿で得られる収入やコンサートの出演依頼も徐々に増え、生活費を心配することは減った。

 だが、今も「ユーチューバーは浮き沈みの激しいところにいる」といい、安定からは遠いと感じている。企画の発案、編集作業などを一人で多くこなすため、最近はピアノと向き合う時間が減っている。

 それでも、できないことを繰り返し練習する姿勢は今も変わらない。「有名なピアニストと比べると、コンクールの実績もないし、一般的なピアニストの道も歩んでいないので、批判されることも多いですね。その批判は受け止めつつも、元々ピアノ好きではない人たちが興味を持つきっかけくらいはつくれたんじゃないかと思っています」と語る。

 最近注目しているのは、人間の演奏に反応して自動演奏するAIピアノだ。「千本桜」を弾くと初音ミクさんが歌い出すピアノもある。そうしたAIピアノの開発者とのコラボレーション企画は大きな反響を呼んだという。

 「人間同士だとお互いのテンポ、空気感を合わせないといけないけど、AIは相手に気を使わせる必要がない。人間のテンポを予測してくれたり、自分では演奏しきれないところをやってくれたり、誰でもセッション(連弾)が楽しく体験できるようになると期待しています」

 淡々としながらも時折、情熱をのぞかせ、「これからもおもしろいと思うものをつくり続けていきたい」と語った。

 巧みな演奏だけでなく、飾らない人柄が視聴者の心をつかんでいるのだろう。【宮川佐知子】

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